まーにゃ@エンタメ系火事場エンジニアの日々

数々の「火だるまプロジェクト」を安請け合いし何度でも復活する 「自称・不死身のエンジニア」の物欲まみれの日々をつづる

【読書編】2018-12-28★OK牧場★「池井戸潤:最終退行」と「497PAGE」と私

【読書編】★OK牧場★「池井戸潤:最終退行」と「497PAGE」と私
と題しまして、小話を1つ。
「最終退行」とは、最後に銀行の鍵を閉めて帰ることを言います。
ここのところ、「池井戸潤」読み倒しで疲れ気味だったので、
479PAGEというページ数に圧倒され
しばらく、手が付けられませんでした。
よーーやく、読み終わりました。
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主人公は
京浜工場地帯の中小企業を相手にするXX支店の次長
上司である支店長は手柄は自分のもの、失敗は部下のせい
出世と保身の凝り固まった”いけず”な人
このような設定で、始まるこの本です。
所変わって、銀行の会長は自分があの手この手作った裏金を
どうマネーロンダリング(洗浄)しようか考え
「旧日本軍が東京湾に隠したとされる財宝伝説を装う」事を思いつく。
トレジャーハンター(宝探し人)にそれとなく裏情報を流し、
金塊に変えた裏金を、海に沈めに金塊を拾わせ、マネーロンダリング
画策する。
一方、銀行の次長は、ふとあることから
会長の裏金不正に気が付き、調査を開始。
東京湾の財宝伝説に行きつく。主人公は、銀行の腐敗をなくすために
他部署からの妨害を受けながらも会長と裏金と財宝の関係を
突き詰めていく。
というような感じで、銀行内で不正を暴くために
「探偵めいた」行動をする正義感あふれた
主人公の動きが面白いです。
主人公は、支店長の罠にはまり不手際の責任を取らされ
左遷を命じられますが、左遷ぎりぎりで
最後には、会長の不正、支店長の不正すべての負の要因を
払拭することができ、本社勤務に戻れるという
ハッピーエンドで終わっています。
池井戸さんの小説にしてはめずらしい?「スカッとする」ハッピーエンド?
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一度、ご一読おすすめします。
では・・また