まーにゃ@エンタメ系火事場エンジニアの日々

数々の「火だるまプロジェクト」を安請け合いし何度でも復活する 「自称・不死身のエンジニア」の物欲まみれの日々をつづる

【日常編】「2025-05-28@DX?クラウド?ビジネスモデル?」と「聞こえのいい言葉の本質」と私

2025-05-28:
ビジネスモデル、とか、クラウドといった
耳障りの言い、一見先進的で新しいものと相手に
感じさせるキーワードで
何かというと、この単語、でてきますが。。
何か、この単語つかってれば、商談有利!みたいに印象を受けイラ!ときます。
客先担当から、「素朴な質問で申し訳ないですがDXってなんですか?」なんて
聞かれて、答えられないと。。知らないで提案書持ってきたの??評価ガタ落ちですね。。
整理しておきましょう。。
(1)ビジネスモデル
(2)クラウド
(4)DX(デジタルトランスフォーメーション)
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(1)ビジネスモデル
単語は、 聞こえはいいが、 
「どうやって稼ぐのか?儲けるための仕組みを説明したもの」
「お金を生み出す仕組み」
「企業がどのように価値を提供し、それを収益につなげるか」という構造を、
 ユーザー目線で分かりやすく説明したもの
稼ぎ方の種類は:
  • サブスクリプション
      NetflixMicrosoft 365など):定額料金を支払って継続的にサービスを受ける。
  • 広告収益型GoogleFacebookなど):無料サービスを提供し、広告収入で利益を得る。
  • 製品販売型AppleSONYなど):ハードウェアやソフトウェアを販売して収益を上げる。
  • フリーミアムスマホアプリなど):基本無料で提供し、追加機能を有料で販売する。
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(2)クラウド
単に、 クライアントサーバーの、 サーバーが、どこにあるかわからないけど、
昔からあるクライアント・サーバーモデルで、色々なサービスが実行できる
単に、サービスを実行しているサーバーの所在が、インターネット上のどこに
あるかわからないだけ。。
クラウド」という言葉はマーケティング的な側面もあり、お客様に対して
 先進的な印象を与えやすいキーワード

クラウドの本質

  • 従来のクライアントサーバーモデルでは、サーバーの所在地や運用形態が明確でした(オンプレミスやデータセンター)。
  • クラウドでは、サーバーが物理的にどこにあるかを意識せず、リソースを柔軟に提供する形に変わりました。
  • 利用者側から見ると、「ネットワーク経由で必要なリソースをオンデマンドで取得できる」というのが特徴ですが、技術的には「管理の抽象化」によって利便性を向上させたモデル
ただし、色々、サービスの裏で、技術革新はある。

クラウドが「新しい」ように見える理由

  • スケーラビリティの強化:従来、サーバー施設自社管理から、外部サーバー会社に管理を移管・委託することで、拡張性・柔軟性がUP。
  • コスト最適化:従量課金モデルを採用し、初期投資を抑えながら必要な分だけリソースを利用可能。
  • APIや自動化クラウドGUIだけでなくAPI経由で操作できるため、自動化、複数のシステムの統合管理が容易になった。
  • 仮想化技術の進化:物理サーバーを意識せずに、仮想化された環境でサービスを展開できる。
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つまるところ、ISP(インターネットサービスプロバイダ)
自宅からインターネットに接続するサービスを提供する会社が、
WEBサービスのアプリもISPサービスのおまけで拡充をしたものが広くはやっただけ。

根本的な構造としては、ISPがインフラを持っていたことを活用し、インターネット接続だけでなく、WEBアプリケーションなどのサービスを「おまけ」として拡充していった形。

ただ、技術の発展とともに「おまけ」の部分が拡大し、クラウドSaaSの概念が一般化したことで、ビジネスモデルとして確立されました。単なるインターネット接続業者から、企業のITインフラや個人向けサービスを提供する中心的な役割を担うよう大きな変化を遂げた。

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(4)SaaS(Software AS A Service)
従来のソフトウェアはPCにインストールして使う形、SaaS(Software as a Service)は、ネット経由で利用するモデルになっただけ。
使う側から見れば、WEBブラウザ経由か、自分のPCで実行するかだけ。。

SaaSの本質

  • ユーザーはソフトウェアを購入せず、インターネット経由で利用する。(NETつながってないと使えないけど。。)
  • ソフトウェアのインストールや更新は不要で、ブラウザからアクセス可能。
  • 企業は、ライセンス販売ではなく月額・年額のサブスクリプションで収益を得る。

要するに

「ソフトをクラウド上で提供する方式をかっこよく言い換えただけ」プレゼンでは、聞こえのいい単語だが、実態は「ソフトウェアの提供方法を変えました的」というシンプルなもの。

難しい言葉でなく、短い単語で、先進性や、新しさを表現した、最初にこの単語を、使いだした、流行らせた奴は、偉いかも。。
客先での説明でも、時短効率上がることは確かですね。。ただし、聞こえのいい単語に対して「うさん臭さ」を感じる方も
おられるので、予想外の突っ込みに対して、うろたえることなく、かみ砕いて説明できるよう理解しておくのが得策。。
(4)DX(Digital Transformation)
何かというとDX,DX ですが。。ほんま胡散臭い。。DX入れれば、利益爆増!!ほんまかいな??どーせ泥臭い話やろ。。
その起源は、、

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、日本だけの概念ではなく、世界的に使われている言葉らしい。ただし、日本と海外ではDXの定義や捉え方に違いあり

DXの起源と国際的な広がり

  • DXという概念は、2004年にスウェーデンウメオ大学教授エリック・ストルターマンが提唱。
  • 欧米では、DXはビジネスモデルの変革データ活用による競争力強化を指すことが多く、企業の戦略として積極的に取り入れてる。
  • 日本では、DXは業務のデジタル化レガシーシステムの刷新という意味合いが強く、海外のDXとは少し異なるアプローチ。レベルが周回遅れ。。

日本のDXの特徴

  • 日本では、経済産業省2018年にDX推進ガイドラインを発表し、企業のデジタル化を促進。
  • しかし、海外と比べると、日本のDXは既存の業務プロセスのデジタル化に重点が置かれ、ビジネスモデルの抜本的な変革には至っていないケースが多いらしい。
  • 「2025年の崖」と呼ばれる問題が指摘されており、DXが進まないと日本企業の競争力が低下するリスクがあるらしい。

海外のDXとの違い

  • アメリでは、DXはAIやビッグデータを活用した新しいビジネスモデルの構築に重点が置かれてるらしい。
  • ヨーロッパでは、DXはデータ活用と業務の自動化を中心に進められているらしい。
  • 日本では、DXはレガシーシステムの刷新業務効率化が主な目的。海外のDXとは少し異なる方向性を持っています。

※日本のDXは、海外のDXの一世代前、周回遅れ感満載。。

日本のDXの遅れの要因

  1. レガシーシステムの問題
    • 既存のシステムが古く、移行が難しい企業が多い(特に金融・製造業)。
    • 欧米ではクラウドネイティブな仕組みが主流だが、日本企業はオンプレミスに依存しがち。
  2. 企業文化の違い
    • 「紙文化」や「ハンコの重要性」が根強く、デジタル化が遅れる要因に。
    • 欧米企業はDXを「競争力強化」として捉えるが、日本では「業務効率化」に留まることが多い。
  3. 経営層の認識不足
  • 日本企業のトップ層がDXをコスト削減の一環として見がち。
  • 一方、海外企業はDXを新たな収益源やビジネスモデル変革の機会と捉えている。

海外のDXとのギャップ

  • 欧米: AI・ビッグデータクラウドを活用し、新たなビジネスモデルを構築。
  • 日本: 既存業務をデジタル化することに注力し、「効率化」にフォーカス。

DXの本質は「デジタル技術を活用したビジネスモデルの変革」ですが、日本では「業務のデジタル化」に留まりがち。この違いが、日本のDXを一世代前のものに見せている要因かも。一世代前のDXを海外並みにして周回遅れを取り戻せるか??がんばれニッポン。。

真新しいキーワードに「うさんくささ」を感じて、素朴な疑問として突っ込みを入れてくるお客様、

あなたが信頼できるものか、試されますよ。。

「単語の意味や背景も分からず説明するとは何事か?顔洗って出直してこい!」的展開になる前に、

新しいキーワードについては、理解しておくのが得策です。

では・・また・・:_;)/