と題しまして小話を1つ。
OpenGLグラフィック処理はCPUで処理させるソフトウェアモードと、グラフィックボードを使う
ハードウェアモードを選択できます。
ソフトウェアモードにするとCPUにめちゃめちゃ負荷がかかるはずなんですが
RYZEN9 3900Xは、CPUの数と高い周波数で、処理できちゃってます。
今回は、
OpenGLのソフトモード、ハードモードを切り替えた場合の、
GPUへの負荷のかかり具合を、調べてみました。
使用するコマンドは、
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GPUの負荷はたったの4%、
消費電力は34W(MAX151W)
GPUのVRAMも、8GB搭載してる分の9MB?しか使ってません。
(下のGPU Memeory Usageをみてください。)
<ちょっとNETからお知恵を拝借>ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※ちなみに、普通にWindowsのデスクトップを表示するのに必要なVRAMは、
横ドット数×縦ドット数×ビット/8 となります。
例えば、1024×768ドットで24ビット表示をするには、
例えば、1024×768ドットで24ビット表示をするには、
1024×768×24/8なので、2359296。
つまり約2.4MBのVRAMが必要。
つまり約2.4MBのVRAMが必要。
これを参考にしますと、1920X1060X24/8=6.15MB
上記の9MBという数値に近いデータになってます。
PCSX2の本体ソフト側で、メモリ内で画面に表示する画像を作成して
単に出来上がった画像データをGPUのVRAMにCOPYして、
表示させてるだけ、っぽいですね。
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GPUの負荷は4%→46%までUP,
消費電力は34Wー>69WまでUP
VRAMの消費量は、9MB→1.7GBまでUPします。
ソフトモードのときは、
GPUは単にCPU処理で作った画像を画面に表示してるだけ
GPU負荷が4%、VRAMの消費量が9MB(ありえねー)と
めちゃくちゃ少ないのが何よりの証拠。
PCSX2をLINUXで遊ぶときは、
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・値段の高いGPUを買わなくてもよい。
・CPUコアが多ければ、グラフィックの処理もCPUで肩代わりできてしまう
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ということになります。。。
RYZEN9 3600X(12コア24スレッド)で20%の負荷なので
最近、売ってる、グラフィック内蔵RYZEN4000Gの最上位
Ryzen 7 4700G(8コア/16スレッド)@値段税込4万3978円
これなら、CPU負荷が40%ぐらいまで上がっちゃうかもしれんけど
PCSX2の表示処理やりきれちゃいそうですね。
フルスクリーンでリプレイを再生させてもフレームレートは60から落ちません。
また、CPUの使用度合いを見てみると(右のバーグラフ)4つぐらいは、
CPUが2GHz付近で負荷がかかってません。
8コア16スレッドでもおそらく処理できるでしょう。
<フルスクリーン表示ではPS2のNATIVE画像サイズの8倍の画像サイズで内部処理して画面に表示してます。>
もともとのプレステ2とは思えない、画面の緻密さが、結構すごい。
PCSX2はグラフィック設定で、もとのゲーム機の解像度を超える細密な画像で遊べるのがGOODです。
PCSX2実行時の、GPUの負荷を調べてみたというお話でした。
ご参考になれば、幸いです。
では・・また・・:_;)/