まーにゃ@エンタメ系火事場エンジニアの日々

数々の「火だるまプロジェクト」を安請け合いし何度でも復活する 「自称・不死身のエンジニア」の物欲まみれの日々をつづる

【読書編】「2023-09-17@白洋舎(クリーニング)」と「五十嵐健治@創始者の伝記」と私

偶然ですが、嫁さんの本棚に
「夕なり朝なり」という
三浦綾子さんが書かれた本がありました。
色々、こまごまとしたことで悩んでいたこともあり
気分転換のつもりで
何とはなしに、手に取ってみた。。
出だし小難しい文章で始まったので、、
最後まで読み切れるかなぁ。。ちと心配になりながら。。
小説@夕なり朝なり@三浦綾子.jpg
読み進める毎に、どんどん、本の世界にのめり込み。。
(まあ、いつも通りの展開)
読み終わったら474ページもありました。2日かかった。。
大志を抱く、少年が、色々な苦難を乗り越えて、会社を作り
大きくしていくお話 ざっくりいうとこんな説明なんですが。。
色々な苦難というのが、半端ない。。
一文無し(所持金0円)で、雇ってくれるところを探す
とにかく頑張り、店の主人に可愛がられる。が
東京に出て一攫千金を志すたま、志をとげるべく、3カ月で店を辞め
また、東京に向かって、放浪⇒職探し⇒放浪⇒職探し
挙句の果てに、 北海道で、だまされて 開拓団でドレイのように
こきつかわれ。。波乱万丈なんてもんじゃございません。。
とんでもない苦労をされてらっしゃる。。
どんなに失敗しても、だまされ死にかけても、そこから何とかして
這い上がって、色々な職業を転々とし
どこにいっても本当にまじめに働き。。人望を得る。。
本を読み進めて2/3ぐらいで「白洋舎」という名前がでてきて
創業者:五十嵐健治さんの伝記であることがわかりました。
こんな、食うや食わずで死と隣り合わせの波乱万丈な伝記は、
過去、読んだことがない。。
失敗しても殺されることはない という言葉を
会社の上司に言われたことがありますが、
いや、この小説では、ろくに飯も食えず飢えのあまり
入水自殺を目論んだが、
砂浜に流れ着いた昆布を食って飢えをしのぐことができた
という一節もあり、とにかく、
超絶しております。
本当に、大変な苦労をものともせずに、白洋舎を
立ち上げられた:五十嵐健治さん には
人間、どんぞこからでも何回でも立ち直れる的
とんでもないパワーをいただいた感じがします。
エジソンカーネルサンダースには「死」という
言葉は出てきませんが、この方の人生は、飢えととなりあわせ
日本人として ほんとにびっくり仰天するぐらい尊敬できる方です。
474ページと結構なページ数ですが、
読む価値は、あると思います。おすすめです。
「五十嵐健治 Wiki」で検索するとこの方の人となりがわかります。
では・・また・・:_;)/